お祈り紹介

お祈りについて
私たちが祈る時、神様に対して、自分の考え、望み、知性、意志、自分のありのまますべてを委ねることが大切です。神様はとても慈しみ深い方なので、自分のありのままを差し出すことによってその祈りが神様のもとに届き、神様に至る救いの道を、言葉とわざとをもって教えてくださいます。
祈りには4つの種類つまり、礼拝、感謝、痛悔、願いの祈りがあります。
・礼拝の祈りを唱える時に、神の無限な完全性を敬い、神に対する
子どもとしての愛をあらわします。
・感謝の祈りを唱える時、自分が持っているものは一切、神から与えられた
恵みであることを思い出して、心から神に感謝します。
・痛悔の祈りを唱える時、正直に自分が神に対して犯した罪を認め、けんそんな
心をもって罪のゆるしを求めます。
・願いの祈りを唱える時、私たちの慈悲深い父として神に向かって人生の
ために必要な恵み、あるいは、ほしい恵みを頼みます。
(心のともしびより抜粋)
お祈りはいつするの?
祈る場所は問いません
道を歩いている時も木や花に目を止め、無邪気な子供の顔や太陽の素晴らしさなどを注意深く味わいながら感謝の祈りをしましょう。
あるいは何か身体の不調や疲れを感じた時、起きて祈ることができない場合でも横たわって嘆願して祈ることも神様は聞いてくださいます。
その時の状況や自分の体調・喜怒哀楽の感情で、自分のすべてを素直に委ねることが一番の効果があります。私たちに命を与えてくださる神様の無償の愛を知り、その恵みを味わい祈りを捧げましょう。
毎日命を与えてくださる神様に対して、朝の祈り、昼の祈り、夜の祈りを
特に勧めます。
◆主の祈り
天におられるわたしたちの父よ、
み名が聖とされますように。
み国が来ますように。
みこころが天に行われるとおり
地にも行われますように。
わたしたちの日ごとの糧を今日もお与えください。
わたしたちの罪をおゆるしください。
わたしたちも人をゆるします。
わたしたちを誘惑におちいらせず、
悪からお救いください。
◆アヴェ・マリアの祈り
アヴェ、マリア、恵みに満ちた方、
主はあなたとともにおられます。
あなたは女のうちで祝福され、
ご胎内の御子イエスも祝福されています。
神の母聖マリア、
わたしたち罪びとのために、
今も、死を迎える時も、お祈りください。
アーメン。
(2011年6月14日 定例司教総会にて承認)©日本カトリック司教協議会